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頭痛の発生機序
肩こり
肩こり、頭痛は、一番最初はどこからでしょうか?
大方が背中、両肩甲骨の中心の高さから、脊柱に向かった起立筋から、硬くなるようです。
視力に異常がある場合は、目から、後頭部、頸部の順に硬くなるようですが、一般的には、背中です。
そこから、周囲に硬さが広がって、僧帽筋が硬くなります。
特に、肩甲骨上部や首元です。
この時点では、まだ、肩こりです。
次は、頭痛です。
この、首の硬さが、首横まで硬くなってくると、頭痛になります。
首横には、頸動脈があり、顔やと頭皮に血流を運びます。
首横が硬くなり、頭痛を引き起こすのであれば、頸動脈が圧迫され、血流が阻害されている事が原因であろうと考える。
次が、吐き気です。
血流の滞りが多くなると、吐き気になるようです。
その次に、耳鳴りとめまいです。
首の横の硬さは、更に広がり、少し前方が硬くなります。
そこが胸鎖乳突筋です。
胸鎖乳突筋の起始(付け根・上部)は、頭蓋骨の乳様突起に付いており、乳様突起は耳のすぐ下に当たります。
その乳様突起が引っ張られると、耳の感覚以上が起こるようですね。
逆説で、耳鳴りやめまいの患者さんに首をしっかりほぐしていくと、症状が治まる事例が多いです。
耳鳴りの事例は、ほぼ一回で収まりますね。
めまいは相当深いからか、治まる事例もありますが、症状が軽くなった事例の方が多いです。
続けてくれた患者さんも少ないですが。
同時期に、「歯が浮く」と感じる方が多いのもこの時期です。
最後に、鎖骨付近の胸の痛みです。
朝、起きる時にも急な痛みが襲います。
これは胸鎖乳突筋の停止部(付け根・下部)が引っ張られる痛みです。
かなり痛い様子です。
多くの人は、どこかの痛みや異常で、痛み止めや痛み止め入りの湿布を使うでしょう。
ただ、その痛みは止まっても、次の症状が現れるので、ご注意下さい。