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ストレッチ
2021年7月10日
筋肉においてのストレッチの意味
筋肉の構造は、「納豆のわら包み」の形状をしています。
中央が膨らんで、外側へしぼんで行き、最終に腱が付いており、主に骨に付着しています。
筋肉が硬くなるのは、血流の不足により起こります。
筋肉を使い過ぎて、筋繊維が分厚くなり、血流を圧迫する場合と、逆に、筋活動が少ない場合、血液の循環が行われずに、停滞による血流不足。
それと、なで肩などで、いつも筋肉が引っ張られている為に、伸展によって血管が凄く細くなっている場合などが考えられます。
筋肉は、ゴムのようで伸縮しますが、実際はシリンダーのような構造になっています。
そのシリンダーのような細胞に、1本1本血管が走行し、栄養を運んでいます。
その血流が、遮断され、代謝が行われなくなると、筋肉もカラカラのスポンジのようになります。
お年寄りが、足やお尻の筋肉から細くなるのは、筋肉がカラカラだから、細くなっていますね。
さて、ストレッチといえば、健康にすべていいと考えられますが、足りない部分も多いものです。
例えば、カラカラの状態から、力を加え、いきなり引っ張ると、筋繊維は切れます。
また、違う場面、1つの筋肉、「○○筋」と名前が付いている筋肉がありますね。
この筋肉も、筋繊維の集まりです。
その集まりの中の、どこか一部の血流が悪くなり、(悪いだけならいいが)悪いまま放っておくと、一部だけが硬くなりカラカラになります。
筋肉全体をストレッチで伸ばしても、周りが伸ばされているだけで、肝心の硬い所は伸びてはいないでしょう。
全くではなく、多少は伸びているでしょうが、それも程度によります。
ただ、全体のお筋繊維が伸ばされている為、けがの予防にはなります。
つまり、筋肉においてのストレッチの意味とは、「現状動かせる筋肉の、ケガの予防」と言う事です。