身体の色んな関節で、コキコキ音がしています。
これは一体なんでしょう？

関節は、骨と骨との間を包むように滑液を含んだ滑液包に包まれています。
そして、それぞれの骨に、軟骨が付着してして、
その軟骨同士のクッションとして半月板があります。
筋肉は骨に付着しており、筋肉の動きによって、関節が動きます。

関節周辺は、筋肉と骨と脂肪などの軟部組織、
そして、膜によって構成されていて、それぞれが密着しすぎると
関節の隙間に水分を含んだ気泡が出来ます。

密着した状態なのに、更に気泡も出来てしまうと、動きは悪いです。
動きが悪い。動かない。硬いと思っている時に、気泡が割れると、
なんと動きの軽い事かと感じるようになるでしょう。

気泡が割れる音、それが、「コキコキ音」なのです。
だから、軽くなったと思っても、勘違いですよ。

例外として、肩関節などを回した時の、コキコキ音は、
筋肉や腱が関節や骨の凸凹に乗り上げる音のようです。

また、関節の位置関係や、習慣的な動きによって、どんな状況でも
いつでも音が鳴るようになった状況もあるようです。